先日、自宅マンションの工事で8時間の断水を経験しました。
この機会に災害を想定して過ごそうと考え、飲料水の量とトイレ使用回数をカウントしました。
普段蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水。でも、それが突然止まったらどうなるのか。災害時に必要な、飲料水と災害用トイレの量を検証し、リアルな8時間断水の体験レポートをお届けします。
断水当日の様子
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日時:12月初旬の9:00〜17:00の8時間
気温:最低5℃、最高12℃
状況: 電気とガスは使用可能。共用トイレまで徒歩3分〜5分
事前準備
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断水開始直前に自宅のトイレを使用しました。
それでは、検証スタートです!
検証
結果
お茶 4杯(300ml×4杯=1.2L)
カップラーメン(410ml)
合計1.61L
トイレ 3回
寒い日だったので、いつもより水分摂取量は少なかった印象です。
また、自宅を出て寒い中トイレまで歩いていくのがめんどくさく、飲水もトイレも我慢してしまいました。
飲水タイムライン
9:00 | 1杯目 |
---|---|
11:00 | 2杯目 |
13:00 | 3杯目 +カップラーメン |
16:00 | 4杯目 |
トイレタイムライン
10:48 | 1回目 |
---|---|
12:55 | 2回目 |
16:20 | 3回目 |
ちなみにこの日は在宅ワークの合間にカップラーメンを食べました。
(東洋水産 マルちゃん麺づくり合わせ味噌味)
410mlの水が必要だったことに驚き「410mlも水がいるの!?しかも災害時は水を沸かすためのコンロも必要だよなぁ。家族4人で食べるとなると案外ハードルが高いのかな?」と不安が頭をよぎりました。
家族4人分となると1.64Lの水が必要です。また、カップラーメンは賞味期限が製造から半年ほどと、短めのものが多いです。防災用に備蓄している方は1度賞味期限をチェックすることをおすすめいたします。
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検証の結果
飲み物と食事をあわせて、8時間で水は1.61L必要でした。
トイレは3回使用しました。
もし4人家族で全員が同じ量を使用したとすると、水は6.44L、非常用トイレは12個必要です。
感想
「あまり飲まず、トイレも少なめだったなぁ」と感じたのですが、家族での使用量を想像すると多量のストックが必要であることがわかりました。
自宅の水と災害用トイレの備蓄在庫量を確認しました。
8時間睡眠を想定して計算したところ、我が家の備蓄の量では水は1.5日、トイレは4日で尽きることがわかりました。実際は手を洗ったり、料理をしたりともっと多くの水が必要になります。さっそくですが我が家は水のストックを増やしました。
ご家庭によって高齢者や赤ちゃんがいる場合、トイレかわりのおむつや、液体ミルク、特別なレトルト食などより多様な準備が求められます。各家庭に合わせた防災準備が必要だと感じました。
まとめ
今回は8時間の断水体験を経験し、飲料水とトイレについて検証を行いました。
実際の断水は突然起こることが多く、日頃からの備えが大切です。ライフラインのひとつである水道が使えなくなったときに備え、ご家庭の備蓄状況を見直してみてください。