皆さんは非常食についてどう考えていますか？「災害時に備えるために必要なものだけど、普段はあまり意識しないから買い揃えておくのがちょっと先延ばしになりがち」。そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか？
しかし、非常食は「災害時のためだけ」のものではありません。億劫さを払拭するためにも日常生活の中で非常食が果たす役割とは何か、その重要性について考えてみましょう。
非常食が誰の家にも必要な理由
「非常食」と聞くと、地震や台風などの自然災害を思い浮かべる方が多いかもしれません。 最近では大雨が降ることもよくあり、外に出られないと言う状況が発生しやすくなっています。
しかし、非常食が必要となる状況は、それだけではありません。例えば、パンデミックでの外出自粛も記憶に新しいのではないでしょうか？
それに加えて、自分の体調が少し良くない、仕事があまりにも忙しすぎて、家から出られないなども非常食が役立つ状況です。
普段から備えている非常食があれば、一時的な食糧不足を乗り切ることができます。
非常食は、突発的な事態に対する「保険」になるんです。
非常食の役割
非常食はただの「食べ物」ではありません。
それは、非常時に心理的な安心感を与え、生存を可能にする重要な役割を果たします。
災害時にはストレスが大きく、精神的な安定が求められます。その時に、手軽に食べられる非常食があることで、少なくとも飢餓からは自由になれます。また、非常食は栄養源となり、身体の動きを支えるエネルギーを提供します。
非常食の選び方
非常食を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 保存性：賞味期限が長く、常温で保存できるものがおすすめです。
※ この観点から言うと、冷凍食品をローリングストックするのは、仕事が忙しいときの非常食等にはなりますが、災害時の非常食としては弱いですので、気をつけましょう。 - 栄養価：タンパク質、ビタミン、炭水化物など、バランスの良い栄養素を含むものを選びましょう。
- 水分：非常食だけでなく、水分補給も重要です。水やスポーツドリンクなども備えておくと良いでしょう。
まとめ
非常食は、私たちの生活を守るための「保険」です。いつ何が起こるかわからない現代社会において、非常食を常に備えておくことは、自分自身の生命を守る一つの手段と言えるでしょう。
非常食を選ぶ際には、自分自身のライフスタイルや好みを反映させることも大切です。お気に入りの食品が非常食として手元にあることで、非常時でも少しでも心地良く過ごせるかもしれません。
また、非常食は定期的にチェックし、消費期限を確認することも忘れずに行いましょう。そして、必要に応じて新しい非常食と交換することで、常に最新の状態を保てるようにしましょう。
非常食の準備は、一度で完璧にする必要はありません。
まずは手始めに、何か一つでも非常食を用意してみてください。それが、あなたの生活を守る第一歩となるでしょう。
